第1回目の配信でLINE集客では
- まずは友だち追加をしてもらう
- ユーザーの状況に合わせた配信で信頼度を高める
- 入塾につなげる
という流れとなることを紹介しました
それもLINEの特徴が「届くメッセージツール」だからというものです。
ですが…
- LINEに拡散力はありません!
…
どういうことか、簡単に説明すると
- 登録していればとても届きやすいが
- 登録していないと届かない
これが理由です。
そうであれば新しい生徒が集められないため集客向きではないとも言えてしまいます。
ですがもちろんのんなことはなくLINEで集客するための友だちの増やし方、しっかりあります!
今回はその点について
- 新規を集客をするためのLINE友だちの増やし方
- 塾・スクールに特化したLINE友だちの増やし方
この2つに分けてお伝えします。
塾・スクールのLINE集客に関しては今回の話だけで十分といえるものです。
ぜひご覧下さい。
集客するためのLINE友だちの増やし方
方法は様々ありますが、まず、広く行われていて学習塾やスクールと相性がいい方法として
- これまでしてきた広報物の中にLINE登録用のQRコードを設置する
- LINEの友だち追加広告・スマホ広告を利用する
の2つを紹介します。
これまでしてきた広報物の中にLINE登録用のQRコードを設置する
この方法はQRコードを加えるだけですので、行動としてはとてもシンプルです。
LINE登録の作業を考えてみると
- スマホでLINEを開いて
- QRコードを読むだけ
とてもシンプルで負担がないものだと言えますよね。
そのため、例えばチラシの「お問い合わせはコチラ」と比べてLINE登録はとても簡単であり「とりあえず」してくれる方も出てきます。
そこで友だちを増やすことができるというわけです。
と、さも簡単に友だちが集まるかのような紹介をしましたが、実はこの時点で2つの注意点があります。
それは
- ただ登録を促すのは効果が薄い
- 登録するとどんないいことがあるかを伝える
ことです。
よくあるのが「公式LINEはこちら」でしょう。
塾の場合は「どうして塾生でないのに公式LINEに登録する必要があるの?」となるため、ほとんど登録されることはありません。
せめて「お問い合わせはLINEから」のように、LINEに登録する理由や意味をつけることが必要です。
たとえ理不尽なものでも、理由を付けられるとなんとなく従ってしまう、心理学で言うカチッサー効果というものです。
とは言え、理不尽な理由よりも登録のモチベーションを上げるメッセージのほうが効果は高いですよね。
そこでおすすめするのが、LINE登録を必要だからしてもらうのではなく、登録をするといいことがある、登録自体をモチベーションにすることです。
具体的には、LINE登録で受け取れるプレゼントを用意して、喜んでもらいましょう。
学習塾でターゲットが中学生であれば、「〇〇中の去年の中間テストの対策問題集・予想問題プレゼント」など、塾でなければ手に入りづらいものがたくさんありますよね。
補足:物体があるプレゼントの方法は、印刷物であればまずブログにアップロードし、それをLINE内でパスワード付きで公開します。同時にPDFのダウンロードリンクも設置して「ここからダウンロードができます。」としますが、「印刷済みの冊子形式をご希望の方はご来塾下さい!」と来塾を促すツールにもしてしまいます。
LINEの友だち追加広告・スマホ広告を利用する
つづいては「広告」です。
いわゆるウェブ広告で、その種類もたくさんあり、それぞれに効果はあると思います。
ですが、ここでは特に学習塾・スクールと相性がいい
- LINEの友だち追加広告
- スマホ広告(ジオターゲティング広告)
を紹介します。
リスティング広告など、その他のものについては、もしこれまでされていないのであれば、あえてする必要はないと考えます。
LINEの友だち追加広告
LINE内のニュースの間などに出てくる広告で
- 友だち追加がされると課金されるタイプの広告
です。
友だち追加がなければお金はかかりません。
費用は入札形式というもので変動しますが、だいたい200〜400円/人で、上限の設定もできます。
LINE集客の考え方は、友だち登録をしていただいて、信頼度を高めて、その上で入塾してもらうものです。
またステップ配信などLINEでできる機能をしっかりと利用すれば、高確率で入塾に繋げられます。
そう考えると、友だち登録がされて初めて課金というシステムはとてもコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
その他、LINE友だち追加広告のメリットとしては
- 地域・年齢・性別・子供の数などを指定して配信ができる
というものもあり、ムダが発生しづらい仕組みになっています。
ですが1つ注意点があって、このLINE友だち追加広告は、認証アカウントにならないと使えないという制限があります。
(認証アカウントになること自体は難しくありません。ただ、誰でも使えるというわけではないということです)
スマホ広告(ジオターゲティング広告)
次に紹介するのがスマホ広告です。(正式名称がないようで、様々な言われ方がします)
具体的にはスマートフォンのアプリやサイトの一部に出る広告で、
- 地域や年齢・性別などの配信設定ができる
- 建物単位で配信設定ができる
- 過去に訪れた場所で配信設定ができる
と、細かく配信対象を選べるのが特徴です。
実際には配信対象の設定ができる、同様の広告はたくさんあるのですが、学習塾としては単位で配信設定ができるのが大きメリットです。
その理由を説明すると、おそらく学習塾の広報活動としてポスティングをされることもあると思います。
わたしも自分の足でしていたことがあったのですが、地域を回っていると『ポスティング禁止のマンション』があったりしますよね。
中には「怒られるだけだから入れる」と言う方もいますが、わたしはどうしてもできずあきらめて残念に思っていました…そうです!スマホ広告ならできてしまうんですね。
スマホに届くポスティングとしてスマホ広告を利用しています。
費用体系は広告業者によって違いますが、わたしが使っているところは1クリックにつき250円、クリックされなければ費用はかかりませんが、クリックだけで費用が発生します!
また、スマホ広告は直接LINE友だち登録ではありませんが、ホームページにリンクしたあとそこから登録していただく形です。
ステップを踏む分コストパフォーマンスはやや下がりますが、他の塾が同様に手を出せなかったのであれば、抜け駆けしてしまおうという意味で利用しています。
ここまで、集客としてのLINE友だちを増やす方法をお伝えしました。
続いては、塾・スクールだからできるLINE友だち追加の方法を紹介します。
塾・スクールに特化したLINE友だちの増やし方
塾・スクールだからできるといえば「口コミ」です。
学習塾であれば保護者・生徒に宣伝してもらいましょう!
ですが、「宣伝して下さい」というのではなく、結果的にLINEに登録していたという状況を作ることがおすすめです。
(ストレートに「宣伝して下さい」でもいいとは思うのですが、生徒が増えて環境が変化することを心配する保護者の方もいるようです。そのため保護者向けにはLINE登録に宣伝感を出さないようにしています。)
具体的な例を挙げると
中学入試セミナーを行います。
実際に中学校に伺って入試担当の先生にお話を聞いてきました。
といったような、やはり普通のセミナーなどを利用しての集客です。
ですが
どなたでもご参加いただけます。
お申し込みはLINEから。
当日は公式LINEに送られるコードで入室受付をいたします。
のように発信して、「LINEはチケットみたいなものだから」という形で挟み込みます。
気になると判断していただけたら保護者間のネットワークにも流れることになるため、そこで自然に友だち登録をしていただけるという流れです。
また生徒向けに関しては、第1回の配信で紹介したような、外部生も参加可能なイベントそのものも効果があります。
加えて、公式LINEそのものに価値をつけ、「これいいでしょ」と生徒間で自慢してもらうことも有効です。
実際に運用しているもので言えば、
- 語句検索機能
- 写真→日本語機能(教科書も翻訳可能)
- 英語・社会の4択クイズ
- マイページ機能
- ポイント機能
などがあります。
詳細は当アカウントで実際に触れていただきご確認下さい!
たしかに、同様のアプリなどは存在しており、塾のLINEにこだわる必要はありません。
ですが、生徒としてはその存在を知らないことがほとんどで、さらに「塾の先生」という実際に関わっていて、信頼できる人がおすすめするものとなると反応が違います。
機能そのものは塾生でなくても同様に使えるようにしています。
ここから友だち登録を増やしているというわけです。
LINE友だちを増やす具体的な方法まとめ
●拡散力がないLINEで新規友達を増やすための手段
- 簡単に登録できるQRコードを広報物に加えるだけ
- 友だち登録=プレゼントにしてしまう
- LINE友だち追加登録・スマホ広告の活用
- 保護者・生徒に宣伝してもらう
- 保護者間ではあくまで自然な形で登録してもらう
- 生徒には自慢してもらう
友達を増やすための方法を紹介してきましたが、特殊なものはなく理解しやすいものだったと思います。
目的は「友だち登録をしてもらう」という一点だったため、「それができるならこれも使えそうだな」のようにアイディアも浮かんできているかもしれません。
重要なのは「LINEだとここまでできる」という技術的な部分を知っているかどうかかと思います。
もしアイディアがあり、実現できそうなのか気になるようなことがございましたら、当アカウントのお問い合わせはよりご連絡下さい。
さて今回までで、公式LINEに「友だち追加をしてもらう」までを完了しました。
次回3回目は、登録してくれた友だちを入塾に向ける「ステップ配信」について紹介します。
では、お楽しみに!