LINEで集客と聞くと確かに有効そうとは思っても、実際にやってみると「作ったけどこれ以上どうするの?」となることが多いのではないでしょうか
- とりあえずメッセージを
となりがちですがそれだと逆効果になることも?!
そんな問題を解決するために今回は
- LINE集客の一体何がいいのか?
ということで
- 集客に対するLINEのメリット
- LINE使った集客の具体例
- 逆効果にならないための注意点
について紹介します
集客に対するLINEのメリットは「届く」こと
集客に対するLINEのメリットは
- 「確実に届く」こと
です。
- LINEは皆が使っています*
- 常に持ち歩くスマホに入っています
- メッセージがあると通知されます
- 通知オフでもバッジが付いてトーク一覧の一番上に表示されます
つまり無視することが非常に難しいので、確実と言えるくらいにLINEは「届くメッセージツール」です。
- 成績を見て心配になったとき
- テストや入試まであと〇〇日と耳にしたとき
「成績アップの秘訣」「知らないと危ない、入試情報」などの文言が目に入れば少なくとも気にはなりますよね。
そこから無料相談や体験授業につなげて入会を達成する、それがLINE集客です
もちろん整えるべき条件や注意点もあり、簡単にはいかないのが現実ですが、ポイントを押さえ目的を持ってLINEを利用することで一段上の集客効果が期待できます。
では、具体的にはどんなアクションがあるのかを見ていきましょう。
LINE使った集客の具体例
ここではLINE集客の事例として
- 生徒向けのイベント
- 新規友だち+10名
- 1ヶ月以内に4名が入塾
というものを紹介します。
◯◯中 テスト対策勉強会
中間テストまであと2週間となりました。
今回もテスト直前の日曜日にテスト対策勉強会を実施します。
参加資格は〇〇中学の1年生で紹介状を持っている人!
紹介状は誰でも受け取り可です。
\100点目指してガンバりましょう/
日時:…
というメッセージを塾の生徒に送り、「塾生でなくても参加していいよ」と伝えたのですが…とても普通のイベントだと思われたのではないでしょうか。
(補足:外部生を入れることに関して塾生の家庭からのクレームは?という面もありますが、差別化も明示します。また、塾の集客戦略として転塾生を狙っているというものもあり、このイベントを実施しました。)
実は重要なのは「どんなイベントをするか」ではなく「保護者や生徒LINEに友だち追加してもらうこと」です。
LINEに登録してもらえればその後
- ステップ配信や一斉配信
- この塾入ってると安心・便利
というメッセージを「確実に届ける」ことで生徒を入塾に向けられます。
「たったそれだけか?」という感想もお持ちかも知れません。
ですが、そもそも学習塾というのは、「生徒の未来のため」「地域の教育のため」のような貢献の意味合いが強いものだと考えます。
そのため塾の内容や効果に関しては自信や誇りを持っておられる方も多いでしょう。
問題は「塾の内容が伝わっていないこと」で、見てもらえればきっと満足していただけます。
そのため「確実に届くLINE」の仕組みや状況はとても効果的になります。
また、もちろんそれだけで終わるのではなく以下のような機能を付け加えられるのもLINE集客の強みです。
●ステップ配信
・LINEだからできるこちらから入塾をプッシュできる配信方法(詳しくは第3回の配信で紹介します)
●LINE内のメニュー
・気になる塾内の様子
・勉強面での絶対に知っておいたほうがいい情報
●生徒向けのこれ便利だなというツール
・語句の検索や翻訳など
などなど
「きちんと届く」ことやLINEならではの機能を利用して、
- これまで問い合わせだけだった方と再び連絡を取り合う
- ただイベントに参加してくれた方を入塾に向かわせる
ことを目指すのが学習塾・スクールでのLINE集客です。
実際私のところでは紙の入塾案内は廃止し、ホームページもブログ以外はトップページのみです。
「案内ありますか?」という来塾者に対しては、「公式LINEが入塾案内なんですよ」と伝え、公式LINEのQRコードが入ったカードをお渡ししています。
冊子だけを持って帰っていただくより、連絡先交換したほうがいいですもんね。
ですが、LINEはあまりに届くため注意も必要です。
気にしないと逆効果になって、悪気はないのに嫌われてしまうことも!?
続いては、LINE集客の注意点をお伝えします。
注意点:必要としている相手にのみ届ける
LINEのメッセージは「届く」反面、「場合によっては迷惑になる」こともあります。
中学生の家庭に、中学入試のことを伝えても…というように、いらない情報は送ってはいけませんよね。
この点もLINEではコントロール可能です。
具体的には
- アンケートを取って情報を得る
- アンケート結果に沿って必要な情報だけを発信する
という手順を踏みます。
塾であれば「学年」「学校の種類」を確認し、もし公立中学校の3年生と分かれば高校入試の情報を送るなど、必要だったり、あると嬉しいメッセージを送るということが可能です。
喜んでもらえる状況を作ることができれば、迷惑よりもむしろ信頼度を高められ、入塾に繋がりますよね。
もちろんLINEでなくても同様のことは可能で、これまでもされてきたと思います。
ですがLINEであればトークルーム内のタップだけでアンケートを終わらせられるなど、ユーザー側の負担がとても少ないという利点があります。
実際、問い合わせや入塾案内を手にした時点で生徒の学年を聞くなどはハードルが高かったり、強引と思われてしまうリスクもありますよね。
集客としてのLINEの活用まとめ
- LINEを使うメリットは「確実に届くこと」です
- LINEを通じて魅力を伝えていきましょう
- 具体的に入塾を促す手段としては「ステップ配信」があります(第3回で解説します)
- ですが「とりあえずメッセージ」は迷惑がられるリスクがあります
- アンケートなどで配信するユーザーを分類し、喜ばれる発信で信頼度をためていきましょう
「問い合わせ」と「体験や入塾」との間にLINEをはさむことで、逃さず、信頼度も高めつつのアプローチが可能です。
公式LINEそのものの様子についてはこのアカウントがデモとなっています。
- 右上の「見込み客向け」をタップ→「入塾前の保護者向けアカウント」に
- 「生徒向け」をタップ→「入塾後の生徒向けアカウント」
に切り替わります。
どのようなものができるかもぜひご確認下さい。
今回は「LINE集客の一体何がいいのか?」という点から、メリットと具体的な活用事例を紹介させていただきました。
…とは言っても本当に表面的な話で、方法やテクニック、注意点なども含めてお伝えできていない部分はたくさんあります。
また、活用法も個別の状況に合わせて様々です。
詳しい話や状況に合わせた具体的なアイディアなどご興味お持ちいただけましたら、このアカウントのお問い合わせよりご連絡下さい。
では次回、第2回目のテーマは「具体的にLINEでどう集客するのか?」。
具体例に関しては今回もお伝えしましたが、イベント以外の公式LINE自体の活用法も含めてご紹介します。ご期待下さい。