ここ数年「非接触」がキーワードとなり、飲食店での注文もタブレットなどからするようになってきました。
この「注文」に関してこの記事では『注文システムを公式LINE経由に!』を紹介します。
そしてそのメリットは
- 接客の手間が減り従業員側にも余裕ができる
- 友だち追加を自然に促せる→将来の再来店につなげる
です!
記事の内容は実際の公式アカウント(デモ)の画像を用いて紹介します。
依頼を頂いたのがカフェさんでしたので、カフェ専用の印象があるかもしれません。
ですが、どのようなパターンでも応用できます。
よければそちらも登録いただき、動きを確認しながら御覧ください。
公式LINEでオーダーエントリーシステム
注文を受けることを『オーダーエントリー』と言うそうです。始めて知りました!
まずは公式LINEでのオーダーエントリーシステムを紹介します。
- 公式アカウントに登録してもらう
- 公式LINE内でメニューを選択→注文
- 伝票代わりのカードをレジ支払い
公式アカウントに登録してもらう
- 各テーブルごとに『メニュー・ご注文は公式LINEから』というお知らせを設置し、LINE登録を促します。
画像のようなお知らせをテーブルに設置します。
公式LINE内にメニューも設定できるので、本当はメニューも不要となります。
ですが、スマホを持たない方向けに紙のメニューも用意するなどの判断は出てくると思います。
ちなみにLINEそのものの利用率は全世代で90%を超えている*ため、LINEがないという心配はないでしょう。
また、スタッフの負担を減らすために、スタッフコールもスマホ経由となっています。
お客さんのスマホでQRコードを呼んでいただき、表示されたページの「スタッフを呼ぶ」ボタンをタップすることで、スタッフに通知されます。(通知について詳しくは記事後半で)
ファミレス等である、ボタンを押すしてスタッフに伝えるシステムと同様です。
もともと導入されている場合は不要ですが、今回依頼を頂いたケースではまだ無かったため「お知らせ」に含めています。
公式LINE内でメニューを選択→注文
- 公式LINEを順にタップすることで注文していただきます
- メニューをタップ
- メニューと数量を選んでいただく
- 注文を確認していただく
- 注文確定
という流れれになります。
見やすいメニューでスムーズに選択していただくためLIFFというLINEのシステムを利用しています。
そのためメニュー一覧を開く②の操作のときに初回のみ権限許可のページを挟むことになります。
全体的に直感的に分かり、迷わず操作できる仕様としています。
伝票代わりのカードをレジ支払い
QRコード読み取り時に表示されるページ例
- 精算時は伝票代わりのカードをレジに持って行ってもらう
スタッフ側の伝票作成などはありません。
注文内容はテーブル毎に記録され、精算時にはテーブル番号が分かればいい形になっています。
そのため、伝票ではなくテーブル番号が含まれたQRコードを読み取ることで、スタッフは注文を把握しレジ打ちをします。
以上で公式LINEを活用したオーダーから精算までの流れは終了です。
次に、スタッフ側へはどのように注文やスタッフコールが通知されるか紹介します。
スタッフのオーダー把握〜提供の流れ
お客さんからの注文やスタッフコールは、集計されタブレットに一覧表示される流れとなっております。(画像はPCのものです。タブレットの場合はボタンの動きが違うため、少し見た目が異なります。)
今回はGoogleスプレッドシート上に表示される形になっています。
Googleスプレッドシート自体は無料で使えるもので、コストが掛からないためです。
- 注文がタブレットに表示される
- スタッフは提供した商品にチェックをする
- 注文を全て提供できたら[完了]をタップする
- スタッフコールも対応次第[対応済み]をタップする
オーダー時間も記入されますが、早い順に左からオーダーがたまっていく仕組みです。
[完了]や[対応済み]タップで削除され、削除されたあとは残りの注文などが詰める形でスライドしてきます。
こちらも直感的に操作できるようにしています。
このシステムによるスタッフ側のメリットとしては
- オーダーを取る手間が無くなる
という点です。
それに付随して、スムーズに商品の提供ができるようにしています。
ですが、実際はそういったサービスはすでにありますよね。
では公式LINEで行うことのメリットは何か。
この点について紹介していきます。
オーダーを公式LINEで取ることのメリット
オーダーエントリーシステムの導入は「非接触」がスタートでした。
しかし、それに終わらずに集客や業務に利用しましょうというのが公式LINEでのオーダーエントリーシステムです。
具体的なメリットには
- 維持にかかる費用がゼロ!
- 友だち追加を自然に促せる→次回の来店に
の2点があります。
公式LINEでのオーダーエントリーシステムは維持費がゼロ!
今回作成したオーダーエントリーシステムはGoogleスプレッドシートのサービスを利用しました。
そのため維持費用はゼロです!
確かにLINE公式アカウントでは、一定数以上のメッセージを送るためには費用がかかります。
ですが、このオーダーエントリーシステムは自動返信と呼ばれる仕組みを用いるため、費用がかかるメッセージに含まれません。
表現が遠回りのため分かりづらいのですが、つまりはこのシステムでは料金はかからないということです。
有料もので機能が充実しているものもありますが、必要最低限の機能ながら維持費がかからないというのは一つのメリットと言えますよね。
友だち追加を自然に促せる→次回の来店に!
ここからがLINE集客の本題です!
現在は多くの飲食店などで公式LINEの登録を促す流れができてきています。
理由は、クーポンや定期的なキャンペーン告知などで再来店をしてもらうためです。
そこで重要になるのはいかに公式LINEに友だち追加をしてもらうかですよね。
そこでオーダーエントリーシステムです。
注文をするために公式LINEに登録してもらう、この流れはとても自然で、多くの場合違和感なく登録までしてもらえるでしょう。
もう一度来てもらうための仕組みに、お客さんを誘導するというわけです。
ただ一点注意点があって、一斉送信をする場合には、200通を超えると費用がかかるようになります。
月5,000通までは5,000円などですが、一つ上の「維持費がゼロ!」には反するためご注意下さい。
飲食店の注文を公式LINE経由にして自動的に友だちを増やす方法!まとめ
- オーダーを公式LINEからしていただく仕組みを用意することで、お客さんに自然に友だち追加してもらう!
システムそのものの紹介が長くなってしまいましたが、流れはご理解いただけたと思います。
また、公式LINEは様々な面で色々な工夫ができるものです。
「こんなアイディア実現できるだろうか」などありましたがぜひご質問下さい。
また、その他のご依頼・ご相談も承ります。
お気軽にご連絡下さい。