今回のテーマはLINE集客実例と3ヶ月以内の入塾記録+コメントです!
LINE集客とはいえ、これまで集客してきた方法の中でLINE登録を促すだけです。
そのため、やることのイメージは持たれている方も多いと思います。
ですが実際にどうだったかはデータとして有用のため、ここで紹介いたします!
単調な記事となりますので先に総括をさせていただくと
LINE集客では
- 小学生向けのものは、すぐには入塾とならないが将来の入塾に有効
- 中学生向けは生徒間での紹介が強力なので誘えるイベントを用意する
- 「人権作文の書き方」など、学校で習わないのに宿題になる課題のサポートで集客効果が高い
- 保護者向けは、内部生向けがメインとなるため新規の集客効果は少ない
というものです。
この結果からおLINE集客でのすすめは、
- 中学受験をしない小学生の家庭と繋がれるイベント
- 友だちを誘ってくれるイベントと仕組みの提供
と言えます。
(それぞれのイベントは2020年6月の学校再開後に実施しましたが、外出自粛期間のものも多かったため、もう少しポジティブな評価ができるかも知れません。)
保護者+生徒向けイベント
いずれも当塾で行ったものです。
もともと各学年5〜15名からスタートしているため、出席者も少ないと3名などあります。
少ないのですが、規模と比較してお考え下さい!
小学生向け
小学生向けは中学受験のセミナーが中心でしたが、保護者どうしのお誘いが多い印象です。
また、参加されるときはまとまって一気に参加される傾向があり、受験戦略的なものが人気だった印象です。
セミナーごとに平均して1〜2名の入塾となり、塾全体の規模や中学受験がそこまで盛んでない地域性、中学受験の単価が比較的高いことを考えると十分な成果と考えています。
また、小学生の場合はその後中学生になった時にも期待できるため、入塾率が低くても積極的に行うようにしています。
【小学生】プログラミング教室どこに行く?種類を解説
- 20年10月|新規:3名|入塾:0名
- 21年10月|新規:2名|入塾:0名
プログラミング教室に関する質問をいただくため実施しました。
入塾とはなりませんでしたが、メッセージのやり取りは可能で、数年後中学生になったときを狙っています。
【中学受験】受験勉強はいつから始める?教科数は?
- 21年2月|新規:3名|入塾:3名
以前当塾に通われていたご家庭と、そのお友達でした。おそらく最後の確認であったのだと思います。
LINEの直接的な効果では無いかも知れませんが、入塾面談はLINEからお申し込みいただきました。
【中学受験】入試結果報告会!最新の受験トレンドも
- 21年3月|新規:1名|入塾:1名
入塾は中学受験の転塾生でした。友だちに誘われ通っていたが本人には合わなかったとのことです。
これもLINEの効果とは違うかも知れません。
ですが転塾を考えている家庭と繋がれたことは、この時点で入塾とならなくても、LINEを通じてその後に期待できたと考えられます。
【中学受験】近くで人気の私立中学は?併願戦略も
- 21年5月|新規:5名|入塾:2名
塾生の保護者の方のお友達でした。新規の方が多く喜んだのですが、入塾に繋がらず「何か足りないのかな」と心配になったことを覚えています。
メッセージを通じて存在をアピールし、その後中学生になったあとでも入塾してくれればいいと切り替えています!
【中学受験】夏休みはどう使う?秋の模試で偏差値が下がる理由
- 21年7月|新規:1名|入塾:1名
たった1名とも言えますが、安定的に入塾してもらえるようになったと感じ始めました。
LINEを通じて質問に答えるなどやり取りをした後の入塾でした。
【中学受験】入試科目に英語?その他2科受験・4科受験など科目選択について
- 21年9月|新規:0名|入塾:0名
残念ながら需要はなかったようで、新規の参加者はゼロです。
たしかに科目選択は面談で個別に話すため、セミナーとしては魅力がなかったとも考えられます。
【中学受験】受験直前!勉強以外に知っといてほしいこと
- 21年11月|新規:0名|入塾:0名
新規0名ですが、もともと塾生向けのセミナーと考えていました。
満足度を高めるという意味で、継続していきます。
中学生向け
中学生の保護者向けのイベントは、小規模な塾だと完全新規の集客には向いていないという結果になりました。
ですので、とりあえずチャンスを広げて、参加していただいた場合にはLINEで継続的にやり取りをしていく。
その上で入塾を目指すという戦略としてます。
しかし、保護者の方がお友だちを誘ってくださることがあり、その場合は入塾まで見込めます。
たとえ入塾とならなかった場合も、最終的には入塾というパターンがほとんどです。
【高校受験】公立高校入試結果報告会!本人による体験記も
- 21年3月|新規:3名|入塾:1名
3ヶ月以内での入塾とはなりませんでしたが、残りの2名の方も入塾していただいています。
【高校受験】㊙学校でいい成績をとるテクニック!
- 21年4月|新規:0名|入塾:0名
ただの塾の生徒向けのイベントとなってしまいました。
必要なことなので継続しています。
【高校受験】◯◯県の公立高校入試の仕組み&重要となる成績
- 21年6月|新規:2名|入塾:2名
このイベントも新規は保護者のお友だちの参加がありました。
夏休みより入塾していただいています。
【高校受験】部活と勉強を両立したい!実例と結果を紹介します
- 21年6月|新規:0名|入塾:0名
地域性があると思いますが、塾生のご家庭からは多く参加していただきました。
少し考えれば分かることなのですが、新規の方を誘うにはテーマが薄すぎました。
【高校受験】通信制高校に入ったらどうなる?!仕組みや制度を紹介
- 21年7月|新規:6名|入塾:0名
塾生の保護者の方が多数の紹介をしてくださり、新規の方のほうが多い意外なものになりました。
…ですが入塾とはなっていません。
塾に行く必要はないと分かってしまったためだと考えます。
【高校受験】検定や委員会活動は意味がない?!公立と私立は別です
- 21年9月|新規:0名|入塾:0名
こちらも塾生の家庭向けのイベントとなりました。
この辺りから、中学生の保護者向けセミナーを集客イベントとは考えないようになりました…
といのもテスト対策(下記)で集める方が安定しているため、そちらに力を入れ始めたためです。
保護者の方同士の引き合いもあるため、外部の方もウェルカムで行っています。
【高校受験】受験直前!勉強以外に知っといてほしいこと
- 21年12月|新規:1名|入塾:1名
時期的に塾生向けのつもりで実施したセミナーでした。
偶然塾を探しているという方に届き、参加と入塾をしていただきました。
ただ12月で中3の受験生という考えづらいケースなので、本当に偶然でしょう。
その他の保護者+生徒向けイベント
どのようなイベントが当たるか、試しに行ったものです。
結論は『塾に関連無いことはやってもムダ』というものでした…
ですが以下で紹介する3つ目の福袋企画だけは効果が高いため継続しています。
もしものための護身術・防犯対策!
- 20年8月|新規:0名|入塾:0名
格闘技に関連する知り合いの助言で開催しました。
塾生の参加は10名と多かったです…しかし新規生の参加はありませんでした。
夏休みとはいえ外出は控える期間で、時期が悪かったというのもあると考えます。
花粉に負けない集中力を!こんな対策があります
- 21年2月|新規:0名|入塾:0名
新規0名…というか塾生も2名の参加でした。
…思いつきでやってしまいゴメンナサイ…
塾でしか買えない福袋?!学年指定で教材をお詰めします
- 21年1月|新規:6名|入塾:1名
- 22年1月|新規:3名|入塾:0名
売れたのは小学生向けの福袋がほとんどでしたが、入塾したのはその家庭のお兄さんでした。
また21年のイベント参加の家庭から半年後、夏期講習のタイミングで入塾者が出ています。
つながることの重要性を実感しました。
生徒向けイベント
中学生定期テスト対策
現在のLINE集客で一番成果がはっきり出ているものが、このテスト対策勉強会です。
意外と生徒同士の紹介での入塾率は高く、来てくれた生徒の半分以上は入塾と考えて行動しています。
また、どこかの塾に通っていてもOKとしており、もし転塾を考えていたら一番に選んでもらえるようにしています。
定期テスト対策
- 20年11月|新規:9名|入塾:6名
- 21年2月|新規:5名|入塾:5名
- 21年6月|新規:6名|入塾:4名
- 21年8月|新規:1名|入塾:1名
- 21年11月|新規:9名|入塾:6名
1・2年生を中心に毎回塾生の誰かがお友だちを呼んでくれています。
複数回来て、入塾はしなかった生徒も、3年生になるタイミングで入塾となりました。
8月のものは、学校の2学期中間テスト(正式名称は定期テスト第2回です)が夏休み明けすぐと独特なタイミングであり、夏期講習と被ってしまうためなかなか募集にならないという状況があります。
効果が高いため、テスト対策での募集を中心に置いています。
検定対策
上記のテスト対策に比べると英検・漢検対策は新規の方の参加はほとんどない状況です。
地域性もあると思いますが、塾に行っていないと検定をわざわざ対策するという考えが薄いためでしょう。
ですが、テスト対策に来てくれた方が英検対策も受けてくれて、またその逆もあったりするため、総合的な集客方法として継続しています。
英検対策
- 20年9月|新規:3名|入塾:0名
- 21年5月|新規:0名|入塾:0名
- 21年10月|新規:2名|入塾:1名
漢検対策
- 20年10月|新規:3名|入塾:0名
- 21年6月|新規:1名|入塾:1名
- 21年10月|新規:1名|入塾:0名
新規の方も一応参加がある程度です。
ゼロではないため継続しています。
学校の宿題・課題対策
外部の生徒を呼ぶ手段として「課題ヘルプのイベント」を実施しました。
結論は
- 「人権作文」など、生徒が困る課題の場合集客効果が高い
- 夏休みなどの特別な期間や重要な課題でないと集客効果は低い
というもので、現在は「夏休みの『人権作文』講座」のみの実施ですが、2年連続でのべ25名以上の新規生徒の参加がありました。
学校の宿題を一気に終える会!
- 20年6月|新規:3名|入塾:1名
学校再開後、塾生の一部が課題を終えていないので困っている、ということで実施しました。
塾に通っていなかった生徒と繋がれたので価値はあったと考えます。
人権作文って何?作文の書き方〜完成まで(20年7〜8月)
- 20年7〜8月|新規:のべ30名|入塾:8名
- 21年7〜8月|新規:のべ26名|入塾:5名
想像以上に反響がありました。
参加生徒の中には、途中から夏期講習に加わってくれた生徒もいます。
テスト対策以外には、継続することを決めているイベントです。
社会の宿題を終える!「わたしの好きな国」
- 20年9月|新規:1名|入塾:0名
上の「人権作文」での反響が良かったため、学校の課題ヘルプのイベントを繰り返し実施しました。
1回のイベントで生徒が一人増えたと思うと悪くないのですが…準備含めて意外と大変なため、費用対効果的に成功とは言えないかも知れません。
音楽「フーガト短調」レポートを完成させる!
- 20年11月|新規:0名|入塾:0名
繰り返し学校の課題ヘルプのイベントを実施しました。
いいレポートができて、内容は充実したものとなりましたが、新規の方の参加・入塾はゼロでした。
夏休みの宿題や定期テストなど、重要度が高い場面以外では外部の生徒を誘うのは難しいようです。
小学生向けイベント
小学生の生徒向けイベントもしたいと思い、ひねり出したものです。
保護者の方とLINEで繋がれたため、今後の入塾に期待できるイベントとなっています。
【小学生向け】プログラミング教室!倉庫をキレイに
- 21年3月|新規:5名|入塾:0名
塾生がお友だちをたくさん誘ってくれました。
入塾とはなりませんでしたが、教室の前で会ったときなど声をかけてくれるようになりました。
中学生になったときに期待です。
ちなみに参加申込をLINEからとしており、保護者の方と繋がっています。
また内容はPCやキットを使うものではなく、紙とペンで行うものなので、気楽に誘うことができます(いわゆる「アンプラグドプログラミング」というものです)。
LINEを使った集客の具体的事例まとめ
- テスト対策・夏休みの課題対策で外部生に参加してもらいLINEでつながる
- セミナーを実施し、塾生の保護者の友だちとLINEでつながる
- ①のために、便利で自慢したくなるような公式LINEを用意し、塾生→友だちという流れを作る(第5回配信内容)
- ②のために、参加申し込みを公式LINEからとし、その後ステップ配信を届けて入塾を促す(第3回配信内容)
イベントそのものはLINEに関係のないもので、その後連絡を取り合うためにLINEに登録してもらったというものです。
そのためLINEの効果と見るのは難しいと考えられるかもしれません。
ですが重要なのは入塾してくれたご家庭よりも、入塾されなかったご家庭です。
つながり、直接メッセージを送ることで将来の入塾を目指します。
特に塾を始めるかどうかや転塾など「悩んでいる方」へは、タイミングごとに直接きっかけを提供できます。
- 「ちょうどいいからやってみよう」
を誘いやすいものです。
私のスタート時はとにかく塾生を増やしたかったため、多くのイベントを実施しました。
ですがいくつか効率や確率が高いものが見つかってきたため絞っています
これが
- 「毎週生徒が増える学習塾」の、仕組みの骨の部分
です。
もしかしたらこれまではイベントから直接入塾という目標での活動だったかもしれません。
ですがLINE集客はその場での入塾ではなくまずはつながることを目的とできます。
そのため精神的な余裕が持ててイベントのパフォーマンスにも好影響を与えるのでしょう。
個人的な印象ですがコミュニケーションもスムーズで確率も高くなっていると感じます。
さて今回までで、『LINEをつかった、毎週生徒が増える学習塾集客の仕組み』講座は終わりとなります。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
LINE集客とは言っても特別なものはなく、シンプルなものであることが伝わったかと思います。
必要となるのは、あとは役目を果たせる公式LINEのみと言えるでしょう。
デモとして紹介している当アカウントは
- LINE公式アカウント(旧LINE@)
- Googleスプレッドシート
のみから作られています。
そのためインターネットにつながったPCだけで作成可能ですので、ぜひ挑戦してみてください。
作成方法はブログで順次公開中です。
とは言え、「作成する時間なんてない!」という方も多いというのが実際のところですよね。
ですので、特別なオファーをご用意しております。
明日再びメッセージを送らせていただきますので、期待してお待ちください。
その際に、『LINEを使った入退室連絡システム』の無料プレゼントについてもご連絡させていただきます。
ここまで本当にありがとうございました🙇🏼♂️